知財大国たる日本の企業にとって、長年蓄積してきた知的財産権を積極的に活用することこそが強い日本経済を復活させる鍵である。国際社会において知財を積極的に活用し、日本経済を活性化するためには、米国、ヨーロッパ、中国を初め、各国における法制、実務、そして企業の特質を冷静に分析し、解明することが重要な課題と思われる。
当研究会は、この課題の下に、日本企業の有する知財を最も効果的に活用するための具体的戦略を新たに研究・構築し、対外的に提言することによって、知財をもって日本経済の活性化に貢献することを目的とする。
略歴
1966年東京大学法学部卒業、同年通商産業省入省
1994年防衛庁装備局長
1996年特許庁長官
1998年通商産業審議官
2003年内閣官房知的財産戦略推進事務局長
2006年退官。知財評論家として活躍。
旧知財立国研究会では、三村量一・玉井克哉とともに共同代表を務め、この度名誉会長に就任。
略歴
1977年東京大学法学部卒業。1979年~2009年裁判官として主として知財分野を担当。
この間、最高裁調査官としてボールスプライン事件(特許・均等論)、BBS事件(特許・消尽)、ポパイネクタイ事件(著作権)、小僧寿し事件(商標)等を担当し、東京地裁裁判長として青色LED職務発明事件(原告中村修二博士)、キャンディキャンディ事件(著作権)、花粉のど飴事件(商標)等、知財高裁判事としてインクカートリッジ事件(特許・消尽)等の審理を担当。2009年弁護士登録、長島大野常松法律事務所パートナー、2019年三村小松法律事務所設立。弁護士としてプラバスタチン事件(医薬品・プロダクトバイプロセス)、オロパタジン事件(医薬品の顕著な効果と進歩性)、音楽教室事件(著作権)等の訴訟代理人を務める。
2010年~2023年早稲田大学法科大学院客員教授。
略歴
1983年 東京大学法学部卒業
1983-86年 東京大学法学部助手
1986-88年 学習院大学法学部専任講師
1988-90年 学習院大学法学部助教授
1989-1992年 マックス・プランク知的財産法研究所客員研究員
1990-96年 東京大学法学部助教授
1995-97年 東京大学先端科学技術研究センター助教授
1997-2024年 東京大学先端科学技術研究センター教授
1999-2000年 ジョージワシントン大学客員研究員
1999-2000年 連邦巡回区合衆国控訴裁判所客員研究員
2008-13年 慶應義塾大学特別招聘教授
2013年 弁護士登録(第一東京弁護士会)
2016-2024年 信州大学経法学部教授
2019年- 三村小松法律事務所
2025年- 東京大学先端科学技術研究センター特任教授
2025年- 信州大学経法学部特任教授